ことわざ
笑う門には福来る
笑門来福
笑う門には福来る。いろはがるたの定番だね。
笑う門(もん)って、門で笑うのか。
今どき、門の前で漫才やったりしないよ。
門がないうちの方が多いよね。
そう、昔だって門がある家はお大尽だ。
庶民は長屋だしね。
門は「かど」って読むだろう。「かぞく」という意味なんだ。
笑う家族に福来るってことか。
そうなんだ。いろはかるたの絵は昔は大黒様の絵が多かったけど、
近頃は親子が笑っている絵もあるんだ。
明るく笑顔で暮らせる一家は幸せだにゃ。
ことわざ 付録
笑
「笑」という字の甲骨文字は
巫女が手をあげ、首を傾けて舞っている姿です。
神に喜んでもらうために舞っています。
「笑」の篆書は首を傾げた人の上に十字が二つ載っている。
髪飾りみたいに見えるけど。
白川静先生は、手の平だと言っている。
人から離れて手の平なんて二人羽織みたいじゃないか。
ま、いろいろ解釈があるんだね。
字源研究は百花繚乱、そんなにはないか。