生き活きことわざ ことばの力餅

ことわざは生きたことば。ポジティブなことばがイキイキした心をつくり、ポジティブな心が世界に一つだけの金メダルにつながります。ことばは心の力餅です。

今日から水無月なのに梅雨とは?無と早乙女の関係は…

社会のことば

 

水無月

神無月

無水鍋

無の古代文字は

早乙女

 

🐭 田植えはそろそろ終わりに近づいています。

  今日から6月ですが、水無月ともいいますね。

🐰 水無月は水無し月と書きますね。

  水が無いのに梅雨があるんです。

🐭 無という漢字を使っていますが、

  「な」は「の」の意の格助詞で、水の月、の意となります。

🐰 それじゃあ、神無月は神様が出雲に集まって

  出雲以外の国では神がいない神が無しの月だっていいますよ。

🐭 それも、もともとは神の月だったんです。

  俗説で神がいないという話が広まったんです。

  水待月、鳴神月ともいいます。

  水がないなら無水で、無水鍋があります。

🐰 なんだ。そうだったんですね。

🐭 6月と言っても旧暦ですか今日ではほぼ7月です。

  梅雨明けのころです。

  ところで無という漢字は舞うという字に似ていませんか。

 

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🐰 下が「灬」と「舛」の違いですか。

🐭 無の古代文字は舞っている姿を表しています。

  舞の古代文字は無に足が付いた形になっています。

 

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舞の古代文字(金文)

 

🐰 九州南部に続き四国が梅雨入りしました。

  例年より5日早いそうです。

🐭 今は田植えは機械で一人でできますが、

  昔は早乙女が田植えをしました。

🐰 早乙女の田植えは舞っているようにも見えますね。

🐭 田の神を迎える神事のようでね。

🐰 豊作を願ってのことですね。

🐭 今は農薬に頼っています。

  お陰でカエルやゲンゴロウはいなくなっています。

🐰 コロナ禍で自然が戻っていますけど。