生活に効く 炎のことわざ
蟷螂の斧
土手を歩いていたら、カマキリがいてね。
後ろから足でトントンとすると突然こちらを振り向き
前の足を持ち上げて威嚇するんだ。
カマキリはそんなことするんだ。
傍若無人というかね。
カマキリなんかふみつぶしちゃのにね。
そうなんだ。さっさと逃げればいいのに。
なんで向かってくるんだろう。
2500年前の中国でも不思議に思い、
「蟷螂の斧」の故事ができたんだね。
実際にカマキリに威嚇を見ると、なんだってと思う。
生き残るための知恵がないのだね。
2500年も変わらない。
人間だって変わらない。
2500年くらいじゃ。
IT文化のおかげで人間も変わってきているけど、
本質的なところは変わらないか。
変わらないから、2500年前の故事が生きているんじゃないか。
そうね。
力は横綱。体格は象だけど、心臓は蚤。
カマキリになる修行。
来年は稀勢の里関にカマキリになってもらいたいね。
「蟷螂の斧」の本来の意味からは外れるけど、ウルフじゃないけど。
カマキリ大関に変身して、がんがん前に突き進め!
横綱になったら、「カマキリに学ぶ心の鍛え方」なんて本が出たりして。
豪栄道関も綱取り場所だと騒がれたけど、
終わってみたらクンロク大関だ。だいぶ沈んじゃったね。
心技体、磨け磨け鏡餅。餅のように粘り強く、どっしりと。