生き抜く 炎のことば
ど生鮮
久しぶりに西友に行ったら驚いた。
西友近くにあるの?
別のスーパーになってしまったんだ。
他のなじみのスーパーに行ってるよ。
おもちゃのチラシを見て、
その店がはいっているのが西友だった。
ちょっと離れているけど行ってみた。
食料品売り場で驚いた。
弁当が安い。
298円の弁当があった。
そんなに安いの?
ちゃんとした弁当だ。
でもいしそうなはまぐりご飯の弁当を買った。
498円。
セブンイレブンの幕の内弁当よりおいしそうだったから。
食べてみてどうだった。
野菜の煮物がけっこう入っていてブリもあり、
おいしかった。
あ、弁当の話じゃなかったんだ。
「ど生鮮」と書いたプラカードが立っている
生鮮食品のコーナーがあった。
「ど生鮮」にどぎもを抜かれた。
おおげさだなあ。
だって、「ど」は「ど根性」はよい意味で使うけど、
どすけべ、どけち、どあほ、みな悪いことばだよ。
ほんに、どうまい、どきれい、なんて言わないよ。
ど真ん中なんていうのは関西弁で、
江戸ではまん真ん中というなんて
どこかで読んだことがある。
どすけべ、どけち、どあほなんて関西の罵りことばじゃないかい。
そうだね。
でも「超生鮮」「驚生鮮」じゃちょっと変だな。
それドンキのコピーじゃない?
ドンキの大きなペンギンの看板に「驚安」と書いてあるね。
西友って関西系なのかね。
今はウオルマートの支配下じゃないか。
並べ方がアメリカ風だね。
「ど生鮮」の生鮮食品に満足できなきゃ金返すってことだ。
前にそれでたいへんなことになったのにまだやってんだ。
満足できないって、へたれイチゴかなんかあったらかなあ。
まさか、ぴくぴく動かないサカナだったりして…