社会のことば
きらりと光るサービスを
🐨 5月18日はことばの日でした。
😺 誰が決めたんですか。
🐨 分かりません。全国辞典編集者会とかの
団体があれば制定するでしょうけど。
😺 ことばの日に、ことばについて考えてみましょうか。
🐨 今月1日に東京に新しく銀行がスタートしました。
😺 キラキラですか。
🐨 そうです。キラキラ銀行です。
そんな訳ありませんです。
きらめき銀行でしたっけ。
😺 いやじゃありませんか。
きらり銀行ですよ。
🐨 やや、そうじゃないであります。
きらぼし銀行です
HPで確認いたしました。
「きらぼし銀行」として新たにスタートいたしましたでござる。
😺 新銀行東京というのは、石原慎太郎元都知事
の肝いりで作ったはいいが、赤字続きのへたれ銀行ですね。
ヘタレを救済す合併でしょうか。
🐨 そうかもしれません。
うめぼし銀行の方が似合うかも。
そうだ、今日はことばの日でした。
きらぼしは漢字で書くと綺羅星や煌星となります。
もともと「綺羅、星の如し」ということばがありました。
そこから誤用が社会にひろがり「きらぼし」ということば
が定着してしまいました。
意味は、きらきらと光り輝く無数の星、
地位の高い人や明るいものがたくさん並んでいる
様子を例えていうことばであります。
😺 きらきら星が、という童謡もありますですね。
🐨 そんなわけで、きらきら銀行なんて名前
が出て来ますのでありますね。
😺 でも、きらぼし銀行なんていい名前じゃありませんか。
夜空を仰ぎ見て営業をするなんて。
ロマンチックでありますです。
🐨 ということは、夜しか営業しない銀行なんですか。
😺 きらぼしが出るのは夜ですから。
夜営業するんでありましょう。
🐨 きらりと光るサービスは夜じゃなければ
できはしませんです。
😺 夜間営業専門の銀行なんて。
🐨 店舗は天井がありません。
😺 きらめく星座をながめながら
営業する夜間専門銀行なんて。
🐨 夜間専門銀行なんて。
やかん、あかん、いかん。
😺 いかん。いかん。
夜明けとともに閉店です!