生き活きことわざ ことばの力餅

ことわざは生きたことば。ポジティブなことばがイキイキした心をつくり、ポジティブな心が世界に一つだけの金メダルにつながります。ことばは心の力餅です。

あんまんのルーツはなんと中華まんだった…

社会のことば

 

餡は肉だった

餡が小豆に変わった

饅頭の頭は何?

頭は頁

 

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🐭 ファミリーマートの店先に「中華まん」の幟が立っていました。

🐰 8月末におでんが出て、10月は中華まんです。

  ファミマの特売は10日で終わりましたよ。

🐭 最近は中華まんが大人気ですね。

🐰 はじめはあんまんと肉まん、カレーまんだったかな。

🐭中華料理店で売っているゴマあんのあんまんと肉まんが定番だったです。

🐰 それが日本の饅頭のあんこが入ったあんまんも出回りました。

🐭 たしかにコンビニのあったか饅頭は中華まんだったんですね。

🐰 それがとろたま炙り焼きチャーシューまん、黒豚まんなど出て来て。

🐭 とろ~りチーズのピザまんなんていうのもありますよ。

🐰 ところであんこ入りあんまん。

  あんこが肉まんをまねてできたんだ。

  チコちゃんが言ってました。

🐭 饅頭と言えば。

  饅頭の元祖を称している塩瀬の始祖・林淨因は、

  主に寺院を対象に、奈良でお饅頭商いを始めました。

  淨因は、中国で肉を詰めて食べる「饅頭(マントゥ)」にヒントを得て、

  肉食が許されない僧侶のために、

  小豆を煮つめ、甘葛の甘味と塩味を加えて餡を作り、

  これを皮に包んで蒸し上げました。

  塩瀬です。

🐰 チコちゃんでは言ってませんでした。

  塩瀬のことは。

  チコちゃんの質問は「なんで和菓子といえばあんこなの?」でした。

  答えは「お肉が食べられなかったから」。

  飛鳥時代から江戸時代まで肉食は禁止だったんです。

🐭 小豆のあんこは塩味だった。

  塩味のあんこは埼玉県久喜市あたりで

  塩あんびん餅として売っているそうです。

🐰 塩味じゃ、砂糖を付けて食べるんでしょうね。

🐭 姫路の塩饅頭も塩味饅頭も塩あんです。

🐰 饅頭はなぜ頭が付いているんでしょう。

  頭ぐらい大きな饅頭はないですよ。

🐭 三国志諸葛孔明が川の氾濫を鎮めるために

  人身御供をしているのを見て、

  小麦粉で皮を作り、中に羊や豚の肉を詰めて川に投げ入れたところ鎮まった。

  そこから饅頭が生まれたという伝説があります。

🐰 それで頭なんですか。

  それにしても恐ろしい話です。

🐭 日本でも橋を作るときに人身御供をしたなんて話が伝わっています。

  川には龍神がいると信じていたんです。

🐰 土手に龍神の碑がありますよ。

  龍神を鎮めるんですね。

🐭 饅頭にはそんな歴史もあります。

🐰 ああ饅頭怖い!

🐰 最後にお茶が怖い!