強く生きる 炎のことば
拝承つかまつりました
ラジオを聴いていたら、話題の本を紹介していました。
『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)で、
大東文化大学准教授の山口謠司様がお書きになられたご本だそうです。
ためになるような本ですね。
ためになるなんてもんじゃありあせん。
涙が出るくらいありがたい本のようです。
そりゃありがてえですね。
社会人としてふさわしい表現をすることで、
相手にいい印象を与えることができるってんですから。
難しいことばなんでしょうね。
そりゃ、ビジネスエリートになるにはむずかしい言葉を覚えて、
相手にできる男だと思わせなきゃならぬのですな。
どんなことばがあるんですか。
「拝承」だな。拝啓の「拝」に承諾の「承」と書くんです。
おや、初めて耳にする言葉ですねえ。「はいしょう」ですか。
「分かりました」や「了解しました」では
平凡すぎてだめなんだってことですな。
相手を印象操作するんですね。
そうだね。
ところで、「拝承」なんて聞いたこともないので、
ググってみると、日立用語という日立で使われてる
言葉だというブログが多数ありました。
なんだ、それを引用したんですか。
出版社の編集担当が言葉のリストを作ったのかも知れないし、
山口准教授様が引っ張ってきたのかもしれないし。
なんとも言えませんが。
聞いたことのないことばが軽々に使わない方が
よろしいんじゃないですか。
商談で相手の話を聞いて、最後に「拝承つかまつりました」って言ったら。
相手が「はいショウですか」なんてね。(笑い)