社会のことば
嫁は妻ですか
うちの奥さんがなんて言うのはちょっと…
主人なんて絶対言えない
妻の古代文字 簪をさしている
🐭 嫁というのは、舅姑が息子の妻
のことを指していう言葉です。
🐰 婿は妻の親が娘の夫をいう言葉ですね。
🐭 それが、タレントが「嫁が鬼で」
とかいうことが多いように思います。
🐰 「うちの奥さんが」という人もたまにいますけど。
これも違和感がありましょう。
🐭 奥さんは他人が言う言葉でありますよ。
「私は主人の僕ではないので、主人なんて言えない。
友達の夫を何と言ったらいいんでしょうか」
という相談がありました。
🐰 たしかに、主人と言うのは抵抗がある
という女性は増えているのでしょう。
で、なんと答えたんですか。
🐭 意外と平凡な答えでした。
なんと答えたかわかりますか?
🐰 パートナー(partner)ですか。
🐭 パートナーもいいですが、
どちらかというとわが国では事実婚や同性の方たち
の場合に使うようです。
たとえば、フランスの前の大統領の場合、
夫人ではなくパートナー(事実婚)といっていました。
ジェーン・スーさんは夫は「つれあい」、
他人は「おつれあい」と答えていました。
🐰 友達の夫は「おつれあい」ですか。
古めかしい感じがしますね。
🐭 小津安二郎の世界みたいな感じですか。
「つれあい」は夫、妻どちらでも使えて
便利じゃないですか。
いささか古風な感じがしますけど。
🐰 古いけど「おつれあい」なんて
言ったら上品な感じがしませんか。
夫の古代文字 簪をさしている
🐭 「夫」というのが普通のように思いますが、
友達の夫には使わないですね。
庶民は夫を亭主、旦那、宿六なんて言い、
妻を家内、女房、カミさん、かかあ、なんて言ってます。
🐰 落語家や演芸界の方は奥方を「カミさん」と言いますね。
「うちのは」というのは夫、妻共通で使えるんじゃないですか。
🐭 略せばそうなりますね。
たしかにどちらでも使えます。
🐰 話は変わりますが、鬼嫁というけど、
毒嫁はあまり聞きません。
🐭 毒で子をダメにするのが毒親です。
🐰 鬼嫁が夫をダメにするとは限らないでしょう。
鬼嫁の反対は虎婿ですか。
🐭 婿が大虎になるんですね。
🐰 サザエさんの夫のマスオさんは
磯野家の婿ですが養殖魚みたい。
🐭 養殖のマスは多いです。
観光釣りセンターで多いのはマスです。
🐰 イクラで釣るんですね。