犬に擲ち目に涙
今日からは体の部分にまつわることわざを楽しんで行きます。
まず、目から始めましょう。
目といえば、目から鱗とか、目から火が出るとかいろいろあるね。
目から鱗なんか、目に鱗があるなら、魚のことわざみたいだね。
鱗はまた今度。
そうだね。珍しいのが知りたいな。
「犬に擲ち目に涙」ということわざがあるんだ。
「犬も歩けば棒に当たる」はいろはかるたにあるけど、
解釈はいろいろあるみたいだ。
そうね。プラスの解釈と、マイナスの解釈があるようだね。
自分でどう受け取るかだな。
うん。これは何かに腹を立てた男が犬に石ころを投げつけて
ぎゃふんとさせたんだ。
ところがそれを見て、犬がかわいそうになり、
涙を流したというお話だ。
その男はいい人だね。
そうだね。胸がスカッとしたなんて思う男もいるだろうね。
駅員が暴力を振るわれることが社会問題になっている。
ポスターも張り出されているね。暴力は犯罪だと。
だから、暴力をふるった奴を警察に突き出せばいんじゃないか。
万引きと同じか。
そうだね。痴漢も同じだけど、えん罪が多いのも問題だ。
話を少し戻して、駅員に暴力を振るった男は反省するのかなあ。
ほとんどしないんじゃないか。
じゃあ、やっぱり警察の留置場で頭を冷やした方がいい。
うにゃ。ことばの暴力もあるしな、モンスターなんとかというやつ。