米の飯に骨
ご飯に小石が入っていることはあるかい。
今はまったくないんじゃないか。精米が良くなったんじゃないかな。
昔は、ご飯をかんでいたらじゃりっということがたまにあったんだ。
歯が割れそうに感じたね。
そうなんだ。やはり昔は精米が良くなかったので、小石が混じっていたんだ。
それが、小石じゃなくて骨だったらどうだい。
骨って田んぼのカエルの骨でも入っているかなあ。
そんなことはないだろうね。
このことわざは、うわべは良いが心底どんな悪意がひそんでいるか
わからないという意味なんだ。
ご飯をよそったときにはふっくらしておいしそう。うわべは良く見えるけど、
食べてみたら骨が入っていた、ということだね。
そうだね。ことわざでは骨でなくても石でもよいのだろう。
米は舎利というよね。舎利に仏舎利が入っていたらサプライズだ。
そんなことはありえない。ありえない。
仏舎利ってほんとにあったのかな。
信仰だから。この間テレビを見ていたら奈良の飛鳥寺に仏舎利があるって
いってたよ。
あると思えばあるということか。