暦のことば
田植え
田に水が入り始めましたね。
大きな川から水を引いたり、地下水をくみ上げたりしています。
単独で管理したり、集団で管理したりいろいろでしょう。
田に水を入れると「みずた」になります。
「みずた」って「すいでん」のこと?
同じだけど、「みずた」って言葉の響きがよくない?
「すいでん」は漢語、「みずた」は和語の響きですか。
柔らかい?
田植え機で楽ですね。
でも、100万円はする機械を一軒だけで持ってるのはもったいないですね。
コンバインも同じです。農協の政策の大間違いですよね。
農家に余計な負担をしいて縛っているんです。
その他にも縛りがあって、農業政策は進まないようです。
話がそれてしまいました。「みずた」の話でした。
「田」という漢字ははたけやたを表す象形文字です。
「男」は田に力を加えた会意文字です。
中国古代の「男」に対するイメージがよく表れていますね。
「田」は水田だけではないのですね。
そうです。日本では「はたけ」は「畑」「畠」の国字があります。
焼き畑が「畑」ですね。
韓国では水田を「畓」と書きます。
韓国の国字です。
そんな韓国字があるんですね。
「田」というと京都の田毎そばを思い出します。
高校の修学旅行で京都の新京極へ行ったとき
珍しい名前の蕎麦屋だと思いました。
その後大学生になってから京都を旅行した時に田毎そばを訪れました。
田毎そば
田毎そばなんて珍しい名前ですね。
そのお店の名物なんですか。
名物かどうかは分りませんが、田毎そばはお品書きにあります。
海苔の上に海老を乗せて田毎に月が映っている情景を表しています。
信濃国更科の田毎をイメージして店の名前にしたようです。
おもしろいですね。
蕎麦は更科なので、更科がお手本というのもいいですね。
更科は蕎麦屋の店名ではよく使われていますね。
名店というイメ―ジがあります。永坂更科が本家でしょうか。