社会のことば
なんどもコブラに噛まれたが
今度ばかりは
🐨 毒蛇といえば、日本ではマムシ、ヤマカガシ、ハブでしょうか。
😺 ハブは沖縄、奄美大島です。マムシに注意の看板はよく見ます。
🐨 マムシが恐いと思っている人は多いんです。あちこちによくいるし。
でも、ヤマカガシの方が、毒性が強いんです。
血を溶かす毒があるので、噛まれたら処置が難しいようです。
😺 ヤマカガシは黒、赤、黄の縞模様ですね。いかにも毒々しい色です。
🐨 世界には、大きな像を殺してしまう猛毒があるコブラがいるんです。
😺 よく蛇使いが笛を吹いて籠の中からコブラを出して見世物にしている、
あれですね。
🐨 昔、蛇使いがテレビの人気者になったんです。
😺 蛇使いが。
🐨 赤、黄、緑の毒蛇をあやつるスーパー見世物です。
😺 笛を吹くと毒蛇が出て来るんですか。
🐨 笛を吹き、レッドスネークカモン、と呪文を唱えると、
赤い毒蛇が出て来ます。
😺 それはすごいですね。
🐨 すごい笑いにつつまれるショーだったんです。
😺 お笑いですか。
🐨 東京コミックショーという芸人さんです。
😺 なんと、コミック笑なんて笑っちゃいますね。
🐨 そう、日本の蛇使いはお笑いなんですが、
マレーシアの蛇使いは消防士なんです。
😺 消防士ですか。
🐨 マレーシアでは住宅街に出没した毒蛇の処理を消防隊
が担うことが少なくないんです。
コブラに噛まれてなくなったのは、マレーシアで、
毒蛇を扱う「達人」として知られてきた消防士
アブザリン・フシンさん(33)です。
出動した際に襲われました。
「名人」とあがめられた父親の特訓を受けたアブザリンさんは、
コブラにキスできるほど扱いにたけ、
テレビ出演するなど有名だったんです。
😺 そんな達人でも、噛まれるんですね。
🐨 アブザリンさんはこれまで何回も噛まれましたが、
どうにか死は免れていました。
貴重な人を亡くしたと惜しまれているそうです。
😺 コブラの扱いはムズカシんですね。あたりまえですけど