生き活きことわざ ことばの力餅

ことわざは生きたことば。ポジティブなことばがイキイキした心をつくり、ポジティブな心が世界に一つだけの金メダルにつながります。ことばは心の力餅です。

矢矢矢 これはいったい何だろう?

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参議院議員選挙で与党が勝利を収めました。

安倍首相はアベノミクスが信任されたとしてこれから推進をさせると話しました。

アベノミクスは新3本の矢(矢矢矢)からなっています。

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第三の矢は太くなるのでしょうか。

安倍首相は長州の出身です。

アベノミクスというネーミングはよい印象を与えるようです。

新3本の矢は毛利元就が3人の子ども達に話したエピソードをイメージしたのでしょう。

 

ところで、「矢」という漢字の成り立ちは

矢じりをつけた矢の形を描いています。

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矢を逆さまにして一を加えた字が「至」です。

一は放った矢の到達点を表しています。

 

弓矢は土器とともに縄文時代から使われています。

弥生時代には銅鐸に弓矢を使った狩猟の絵が描かれています。

シカとかイノシシを射たようです。

「的を得た話」というのをよく耳にしますが

「的を射る」が正しい言い方です。

手で的をつかみ取る訳ではなく

矢で的を射るのです。

正鵠を射る ということばもあります。

鵠は的という意味です。