社会のことば
七十二候螳螂生
カマキリ先生のこどもかな
蟷螂之斧
見えますか?
🐭 庭の植木鉢にカマキリを見つけました。
体調3㎝くらいで、まだ生まれたてと言った感じです。
🐰 カマキリがお宅の庭に棲んでいるんですね。
🐭 去年は7月初めに発見したんですけど。
玄関の植木鉢の周辺で見つけました。
🐰 植木に卵を産み付けるんですね。
🐭 それを見つける時の方が少ないです。
🐰 Eテレではカマキリ先生が人気ですけど、
カマキリって害虫じゃないですね。
🐭 カマキリなど動植物名はカタカナで書くことになっています。
カマキリは鎌のような前脚から鎌切とも書きます。
漢語では螳螂です。
🐰 鎌のような手で獲物を捕るんですね。
🐭 カマキリの名前は江戸時代には
「いぼつりむし(疣虫)」「はへとりむし(蠅取虫)」
などと呼ばれていました。
奈良・平安時代頃「いぼむしり(疣毟)」
鎌倉・室町時代に「いぼむし(疣虫)」などと呼ばれており、
鎌で疣を取ってくれる虫と考えていたんでしょうか。
🐰 「はへとりむし」はなんとなく分かります。
でも、疣は想像できません。
🐭 カマキリを身近に見て
親しみを感じた古い時代から言い慣わしているんでしょう。
方言ではどうでしょうか。
歴史的な、いぼくい、いぼとり、はえとりがあります。
おがみ、というのはカマキリのポーズからですね。
とかげ、というのはなぜかわかりません。
🐰 方言はいろいろありますね。
カマキリ(螳螂)の慣用句は多いですね。
戉 大きな斧の古代文字
🐭 螳螂之斧、螳螂窺蝉、螳螂之衛は
いずれも弱いカマキリが強いものに立ち向かったり、
隙をつかれたりすることばです。
🐰 カマキリは中国の古典で宋人(兔が株で転ぶのを待つような)
のようにおろかな象徴として出てくるんですね。
それに比べて「いぼとりむし」なんて呼ぶ
日本人は虫に親しみを感じているんですね。
🐭 中国では政治的なたとえに使っているからそうなるのかも。
これからカマキリの成長が楽しみです。
🐰 行動範囲は広いんですか。
🐭 分かりませんけど、
多きなったのを近くの公園で見つけたことはあります。