生きる力 炎のことば
学校史・記念誌写真切り取り事件
同県内や近隣県の図書館も調査を実施しました。
岐阜市立中央図書館(岐阜市)や愛知県図書館(名古屋市)などで
次々と被害が見つかり、11日現在で被害が確認された学校史、
記念誌は250冊以上、ページ数は2千ページ以上に達したということです。
当初は中部地方が中心でしたが、秋田、群馬、静岡、香川などでも
被害が確認されました。
東京新聞は日本図書館協会(東京)は19日、全国の公立図書館の
被害状況を調べた結果、同日現在で少なくとも27都道府県の
64図書館で被害が確認されたと明らかにしました。
被害は計355」冊、2,482ページに上りました。
燎原の火のようにあっという間に全国に火の粉が飛びました。
事件は岐阜県で発覚して、そのニュースが全国に広がり、
犯罪が全国に広がったということですね。
ただ、岐阜県の事件はいつ起こったことか分からないんです。
本が雑然となっているので見たら切り取られていることが分かったんです。
真似する人は必ずいるんです。
どんな事件でも模倣犯が出て来るから、
報道に注意することは前から言われています。
大げさに、興味本位で報道すると眠っていた悪心に火を付けるんですね。
心理学者や、犯罪研究家が犯人像をコメントしますが、大概的はずれです。
そんなコメントを載せるから、そんなんじゃないと反発して
犯罪がおこることもあるんじゃないかい。
ところで、「天牛」を何と読むか知ってますか。
「天牛」ってなんじゃいな。
「てんぎゅう」じゃありませんな。
なんと、カミキリムシと読むんです。
え、カミキリムシ。知らなんだ知らなんだ。
そういえば、学校史切り取り事件の犯人はカミキリムシですな。
そうです。カミキリムシですね。
以前「アンネの日記」を破損する事件がありましたよ。
あの事件は犯人が捕まったけど動機など分からずじまいでした。
どんな事件も犯人を捕まえるときだけ騒いで終わりになっちゃうんです。
全国の模倣犯事件は万引きと同じような感覚でやってる
犯人がいるんじゃないですか。
捕まってもたいした罪にはならない、
と高を括っているふしもあるでしょう。
万引きは犯罪です。つい手が出ちゃったでは済まないんです。
図書館の本の切り取りも犯罪です。止めてください。