生活に効く 炎のことわざ
猿の花見
いま、冬桜がきれいだね。
冬に桜が咲くのか?
冬というより秋だけど、冬桜っていうんだね。
春の満開の桜とはかなり風情が違うけど、この時期に
桜が咲くから楽しめるんだ。
季節外れに桜が咲くことは知っていたけど、
そういう桜の種類があるんだね。
そう、あるんだ。ところで「猿の花見」って
どういうことを言っているのか分かるかい。
花見客がごちそう食べているのを見て、
猿がお相伴にあずかろうと山から出てくることかな。
猿が花見客のごちそうを横取りすることってあるかな。
あるかもね。でも、猿のことを言ってるんじゃないんだ。
じゃ、何を言っているんだい。
猿の顔に注目。
猿の顔は、真っ赤だ。
真っ赤だね。花見客の顔は?
お酒をたらふく飲んだら真っ赤だ。あ、そうか。
お花見で酔って顔を真っ赤にしている人のことを
猿の花見っていうんだ。
そうか、うまいことを言ったね。
猿の小便、って何のことだ。
猿の小便?ひっかけられたらやばいな。
猿は木の上で小便をしたら?
木の上からなら、木の枝にかかるだろう。
そう、「木にかかる」から「気にかかる」ってことなんだ。
彼女のことが猿の小便か???