古代文字は楽しい
臣、臥、臨、監
見ているぞ!
監視カメラが見張っている
🐭 街中に監視カメラが設置されています。
スーパー、コンビニ、ファミレスなどなど。
ゴミ置き場や建築現場、
作業置き場にも監視カメラ設置
のシールが貼ってあります。
にNシステムのカメラが上から監視しています。
🐭 日本は監視社会に近づいていますが、
中国では小学校の校門に
顔認証システムが設置してあり、
小学生にICカードを身に着けさせて
行動も監視しています。
大人だって街中に監視カメラがあり
顔認システムが導入されて
指名手配の犯人は短時間で捕獲されます。
ところで、監視という漢字、
どちらも見るという意味なんです。
🐰 見ているぞ、見ているぞ、
天網恢恢疎にして漏らさずだぞ、と。
🐭 「監」の字にある「臣」という字
がもともとであります。
「目」の古代文字を縦にしたのが
「臣」なのです。
上を見ている形を表しています。
目と比べて瞳が強調されている
ように見えませんか。
🐰 瞳が目からあふれ出している
ような感じでもありますね。
🐭 「臣」に「人」を付けた字が
「臥」という字です。
人がふして下をみている形を表しています。
🐰 家臣はふして畳の目を
見ているんでしょう。
🐭 「臥」に「品」を加えると、
「臨」になります。
天より神が下方をのぞみみる形
を表しています。
🐰 神様が天上から下界を
見ていなさるんですか。
🐭 民の竈はにぎわっているわいな、
という感じでしょうか。
🐰 みな、見ると意味が
含まれているんですね。
🐭 いよいよ監視の「監」という字です。
これは大皿に水をはり、
その上に顔をふせ、
顔をうつしてみる姿を表しています。
🐰 「監」には「皿」という字
が含まれています。