熱く生きる 炎のことわざ
日光を見ずして結構と言うなかれ
ケッコー、ケッコー、コケッコー
明けましておめでとうございます。
謹賀新年にゃ!
地球の上に朝が来る、その裏側は夜だろう。
朝日が昇って来る、来る年、もう来た年だね。
一晩寝れば年が変わる。
鶏君がコケコッコー。
そう、ケッコー、ケッコー、コケコッコーと鳴いたよ。
トリ年は結構な年になるよ。
結構な好い年になってほしいなあ。
初日の出を見たかい。
しっかり寝坊しちゃって。
初日の出はスカイツリーから見られるけど抽選だった。
サンシャインまで抽選なんだ。しかも有料で。
無料で大勢押し寄せた頃がなつかしいよ。
大勢並んでいるから、日が出るところを見られるかどうかの
タイミングはむずかしいよ。
関東地方では犬吠埼が日の出が一番早いんだよね。
倭王が隋の皇帝に送った親書に「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや」と書いたんだ。
中国から見れば、日が出る国になるなあ。
日が出る国だから日の丸だね。
ところで、鶏は時を告げる鳥として古代の日本では神聖視されていた。
天照大神が天の岩戸に閉じこもったとき、常世の長鳴鶏を集めて
鳴かせたという。朝だ朝だというわけだろうね。
ケッコーって漢字で書くと「結構」だけど、漢字の意味と違わない?
漢語の「結構」は建物の構造や文章の構成を意味するんだ。
それが日本ではあらかじめ準備をして整える、
という意味に使うようになり、
そこからさらによい、立派なという意味に使うようになったんだよ。
お腹がいっぱいだから結構ですの「結構」は?
もう十分です、遠慮しますって意味だね。
明治時代ころから使われ始めたらしい、
比較的新しい使い方みたいだ。
けっこう意味が変わっているんだね。
去年は難サル、去って、
今年は福をトリだね。